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ハウスメーカーの信頼性は棟数である程度は計れるのか

ハウスメーカーの信頼性は建てた棟数だけでは判断できません。単価の安いローコスト住宅は棟数が多いものの、満足度は高くはありません。人気は信頼性を測る一定の指標とはなりますが、それが全てではないのです。ハウスメーカーの信頼性は経営の安定や倒産の心配がないことも大きく関わってきます。ハウスメーカーの信頼性は複合的な要素による判断が必要なのです。

ローコスト住宅は生活に必要な住宅としての機能を備えたものです。消費者の需要も多く人気もあるので、棟数は多くなっています。しかし、そのことと満足度は別で、ローコスト住宅の満足度は低いことが知られているのです。その理由はいくつか考えられますが、価格が安いということは性能に影響を及ぼすのが一般的です。

ローコスト住宅はメーカーによる低価格の努力がなされています。材料の一括大量仕入れや職人の抱え込みなどにより、コスト削減の努力がされていて、そのことで全体のコストを抑えることができているのです。一方、標準プランから変更できないことや、必要な部分がオプションとされているなどの問題も指摘されています。さらに、メンテナンスの拠点となる営業所は必要な量が確保されていない場合があります。

ハウスメーカーを選ぶ基準となる信頼性では経営の安定性も必要です。経営の安定性を示す経済指標を参考に、倒産の危険性を判断することも可能です。上場している会社は決算書などが公開されているので、消費者は自分で経営の安定性を判断することが可能となります。上場企業の経営は衆目から監視されているのと同じなので、信頼性は高いと言えます。

注文住宅を提供する会社は経営規模の小さなところもあります。そのような会社に依頼する場合は十分な注意が必要なのです。過去の実績や直近の営業活動を総合的に見ることで、信頼性を反産する必要があります。地元の会社の場合は実際に訪れて、状況を確認することも可能です。会社がどんな状況化は、実際に見ることでわかることも多くあります。

東証一部上場の大きな会社から地元の工務店まで、注文住宅の依頼先は多いと言えます。その中から信頼できる会社を選ぶのは大変ですが、重視すべきことや判断の軸を持つことで、自分に合った依頼先を見るけることができるのです。小さな会社の場合は保証制度や保全措置を活用して、安全性を確保することが望まれます。注文住宅の依頼先を選ぶ基準は様々ですが、信頼性を第一に考えた選択が安全性を確保します。